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菓子「古印最中」

香雲堂本店「古印最中」をいただきました。

日本最古の学校である「足利学校」、足利氏ゆかりの「鑁阿寺(ばんなんじ)」の古印、明治画壇の巨匠「田崎草雲」氏の落款等に因んだ最中です。

小豆餡がずっしりと詰まった、素朴で実直なお味だと感じました。

最中種はパリッ、餡(つぶあん)はしっとりとしていてとても美味しかったです。甘さは控えめです。一箱にパズルのように数種類のお形が入っていますが、全て同じ重さで作られているとのことです。

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香雲堂本店栃木県足利市にあるお店です。

明治元年創業とされておりますが、江戸末期の古文書にも名が記されているという噂もある老舗です。

 

お箱の中には、足利市出身の書家・詩人として有名な相田みつを氏の手による栞が入っております。店主の素晴らしい心意気に感服いたしました。

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「最中」の起源は実は古く、平安時代にまで遡ります。

宮中で月見の宴をした時に出された白い丸餅の菓子が、中秋の名月に似ていたことから、源順(みなもとのしたごう)という歌人が以下の歌を詠みました。

水の面に 照る月なみを かぞふれば 今宵ぞ秋の 最中なりける

小波が立つ池の水面に照り映っている月を見て、月日を数えて見れば、今宵は秋の最中の八月十五夜であった。だから月が見事なのだな。

それから約1,000年後の江戸時代中期。上記の歌に因んだ「最中の月」という菓子が吉原にある当時の煎餅屋「竹村伊勢(たけむらいせ)」で誕生いたしました。こちらは、もち米粉に水を加えてこねたものを蒸して焼き、砂糖をまぶした干菓子だったようです。

そして、この「最中の月」で餡を挟んだお菓子を「最中饅頭」と言いました。この「最中饅頭」こそが、現在の「最中」の原型と言われております。